という本を,だいぶ前に読み終えていました.この本の内容は要するに企業研究で,シリーズには,ソニー,松下電器,住友化学,旭化成,NTTデータ,日本アムウェイなどの本がありますが,このような企業の中に交じって工作機械メーカーの森精機の本があることがとても不思議で,どのようなことが書いてあるのか知りたくて,思わず買い求めてしまいました.
森精機は,ヤマザキマザックとオークマの3社で,日本の工作機械メーカーのBig3と言われる大企業です.この会社は,ソニーや松下のようにテレビで企業広告をしており,最近では工作機械ではライバルといえるドイツのGILDEMEISTERと業務・資本提携を進めるなど,業界で圧倒的な地位を築きあげる姿勢を明確にしており,昔ながらの日本の工作機械メーカーに馴染んでいる人には,理解されにくいところがあるかもしれません.
でも,森精機の活動は,工作機械をもっと一般の人に知ってもらうことに通じると思うようになってきました.日本の工作機械メーカーは,どちらかというと昔堅気のところが多く,自社のことをアピールすることが苦手なようです.でも,業界の人間や理系の学生だけに限らず,もっと一般の人に工作機械のことを理解してもらうことは,業界にとっても大事なことだと思います.これは工作機械業界に限らず,製造業全般にも言えることだと思います.
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