今日は,怒り疲れました.
私はラグビーが大好きで,早稲田大学や日本代表の監督として有名だった大西鐡之祐氏を崇拝しています.大西先生の監督としての成績もすばらしいですが,私はその物事に全力で取り組む姿勢に大変感銘を受けました.大西先生は大変な理論家なのですが,理屈では説明できないことも大事にしていたようです.どの本で読んだか覚えておらず,正しいかどうか自信がないですが,心に残った先生の言葉に,以下に近いものがあったと思います.
「物事に絶対はない.しかし,絶対を信じないものは敗北する」
あるいは,
「物事に完璧はない.しかし,完璧を信じないものは敗北する」
もしかすると,両方とも違うのかもしれません.でも,意味に違いはないと思います.一般には,最初の文「物事に絶対(完璧)はない」というところで止めて,物事をあきらめたり,妥協したりするときの言い訳に使われたりすることもあるようですが,それを打ち消すように続く言葉が,全体をさらに示唆深いものにしています.完璧にできないことを理解しながらも,完璧を目指して努力を続ける,そういう取り組み方が自然にできる人間がことを成す,ということです.どのような物事にも当てはめることができますが,まともに考えたら気が狂いそうになる,とても厳しい言葉だと思います.でも,せめて卒論や修論には,適用して欲しいと思います.
2009年12月22日火曜日
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