今日から3日間,埼玉大学で2010年度精密工学会春季大会が開催されます.私の研究室は,私が教員となって以来,初めて誰も発表しない大会となりました.本当は,今回の大会には参加しないつもりだったのですが,初日のセッションの座長を依頼されたことと,学会でしか会えない方もたくさんいるので,顔つなぎということで参加しました.
埼玉大学の最寄駅は,京浜東北線の北浦和か埼京線の南与野です.通常,調布からは新宿まわりのコースとなりますが,人ごみがきらいな私は,府中本町から武蔵野線で逆まわりするコースを選択しました.おかげで,少し時間はかかりましたが,のんびり座って移動することができました.しかし,駅からバスを使わなければならないというのは,かなり不便ですね.毎日の通勤通学は大変だと思います.電通大は恵まれています.
学会では,主に「金型設計・生産技術」のセッションの部屋に居ました.朝一番のセッションから,夕方一番最後のセッションまで,金属積層造形,加工データの最適化,CAEを利用した金型設計,切削工具,特殊放電加工,新しい射出成形法の開発,積層造形用樹脂の開発など,発表内容は実に多様でした.私が座長を務めたのは,一番最後のセッションでしたが,完成度はまだまだでしたが,非常に興味深い取り組みでした.昨日の投稿にも書いたように,日本の金型は「量」という点では,韓国,中国,台湾などの国々に追い上げられて,厳しい立場ありますが,このように学会で金型のセッションがあり,多くの取り組みについて活発な議論がなされている様子を見ると,新興国にはないであろう,日本の金型の懐の深さを感じます.このように,ものづくりの中にサイエンスを探求する雰囲気は大事にしていきたいものです.
今日は,私の妻の3?才の誕生日です.既に日曜日にうなぎでお祝いをしていましたが,先週土曜日にミルクレープを買った調布パルコ地下の店で,今度はこの店オリジナルというプリンケーキを買い,ささやかではありますが今日もお祝いをいたしました.先週のミルクレープも絶賛していましたが,今回のプリンケーキも負けず劣らずすばらしいものでした.というより,私は今回のプリンケーキの方がおいしいと思いました.これまでケーキのことをどうのこうのということがなかった私ですが,立て続けにおいしいケーキを食べて,ケーキの見方が変ってきました.正直,大学の仕事で納得できないことがあるなど,かなり気分が悪かったのですが,一日の最後に食べたケーキのおかげで気分が一転いたしました.食べ物の力は偉大ですね.
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