2010年3月15日月曜日

型技術協会第4回理事会

に出席するために,今日は午前中から日産自動車 横浜本社に行ってきました.10時50分集合のところを,10時30分ぐらいに着いてしまったので,15分ほど一階のギャラリーを見学していました.懐かしい車がきれいな状態で展示してあったので,思わず見とれてしまいました.
 今日は,午後からの理事会の前に11時から開催された,歴代の会長を招待した懇談会が印象に残りました.特に,自己紹介にも係わらず,具体的な数字をあげながら,現在の金型業界の苦境を切々と語っていた金型メーカーの理事の方2名のお話には,胸を締め付けられる思いがしました.
「2009年度の金型の生産額は,機械統計で2008年度比68%.これは比較的大きなメーカーの数字で,10名以下のところはもっと厳しい状況.」
「中国で作った金型のメンテナンスで食いつないでいる.」
歴代会長からのコメントも,耳をふさぎたくなるようなものばかりでした.
「製造業は軌道が変った.もう,元にはもどらない.」
「非球面レンズの金型は台湾でも作れる.メンテナンスも対応できる.」
「中国の製造業も,本物志向に目覚めつつある.」
「中国企業に,日本の金型や工作機械のメーカーが買収される.」
「金型メーカーは,部品メーカーにならないと生き残れない」
「中国Foxconnは,金型関係だけで従業員が数万人.」
自分の認識の甘さを痛感させられました.理事会後の懇親会で出てきた日本料理も,撮っておいた写真を見るとうまそうに見えますが,無意識のうちにぼそぼそと食べていたようで,まったく味を覚えていません.そして,いつの間にか家に帰ってきていました.

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