2010年4月8日木曜日

2年生学生実験ガイダンス

 今日の午後,2年生を対象とした学生実験ガイダンスが開催されました.私は,学生実験の統括幹事として,2年次と3年次の2年間開講される学生実験の概要について説明しました.説明と言っても,一番伝えたいのは注意事項でした.
○ 欠席,遅刻,早退をしないこと
 工学部の一般的な学生実験は,グループに分かれてスケジュールどおり進められるので,途中で休んだりすることはできません.この点では,気楽に休める(?)座学の講義と比較して大変に厳しいのですが,そのように認識していない学生がいるように感じています.遅刻にしても,一時間も遅刻されては,欠席扱いにせざるを得ません.また,実験日は夕方に用事を入れない方がいいと思います.
○実験テーマの内容を考慮した服装や靴で参加すること.
 今日は,自分の担当の実験の時に話している旋盤の巻き込み事故の話をしました.少し気持ち悪かったかもしれませんが,旋盤による事故で一年に何人も死んでいるということを忘れてはいけません.もちろん,フライスやロボットの場合にも注意は必要です.サンダルは当然×,トレーナーなどのたるむ衣類も×.作業着は,汚れてもいいようにという理由だけで着ているわけではありません.衣類を拘束しているのです.怪我だけは絶対にしないで下さい.学生に怪我されることほど,教員にとってつらいことはありません.
○レポートの提出期限を厳守すること
 最近,レポートの提出期限が軽く見られているようです.生産システムを教えている私としては,納期を守れないのは品質以前の問題.「担当者の了承もなく,提出期限を過ぎたレポートは0点となる場合がある.」全テーマ履修しても,点数が足りなければ不可となります.
 もちろん,出せばよいというわけでもありません.「担当者からレポートの講評を受けて受理されたことをもって,そのテーマが完了となる.」「提出」と「受理」は違うということを認識してください.

 厳しいことを書きましたが,病気や事故などやむを得ない理由がある場合には,もちろん考慮して対応します.その場合でも,可能な限り早急にテーマ担当や幹事の教員に相談することが大事です.終わってみれば実験は楽しいと思います.前向きに取り組んでいきましょう!

 夕方,日本工作機械工業会の方が来学されました.今年,東京ビックサイトで開催されるJIMTOF2010で,子供や家族向けのイベントを企画できないかという相談を受けて,もしかしたら研究室で取り組んでいる操作インターフェイスや卓上工作機械の内容が利用できるかもしれないと思い,ご足労いただきました.大筋,使えそうだということになりましたが,研究と遊びでは出力する内容が違うので,色々と調整する必要がありそうです.今月中に,卒研生と相談して,何をどうするか決めていこうと思います.今年も,私の勝手な思い入れのために,研究室の学生には苦労させそうです.

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