という雑誌が発売されているという@drinami先生のつぶやきを先週目にして,昨日,書店で買い求めました.今日は,先週からの風邪が治りきっておらず,大事を取ってゴルフスクールをお休みしたので,ずっとこの雑誌を読んでいました.
150ページ弱の冊子は,著名人からの寄稿,科学と学習のふろくの変遷,科学と学習のまんがクロニクルなどの記事で構成されていました.「科学」の創刊は1963年,「学習」の創刊は科学の17年前ということです.私が購読していたのは1977年あたりから1980年ぐらいまでですから,「科学」の歴史の1/10ぐらいしか関わっていないので,自分の覚えているふろくはあまり見つかりませんでした.しかし,私が購読を止めた後の30年のふろくを見ていると,自分が遊んだカメラや望遠鏡がどんどん洗練されていく様子がわかり,夢中になって読んでしまいました.「学習」のふろくに「日本の歴史」の別冊教材が付いていたことも思い出しました.私の日本史の知識は,このふろくの内容がベースとなっています.「石こう立体日本地図」も,「学習」の懐かしいふろくです.私は自分で石こうを買ってきて,何度も地図を作りました.「学習」ふろくも,良いものがたくさんありました.
ふろくには懐かしの復刻ミニセットということで「人体骨格モデル+1976年度 5年の科学 復刻豆本」が付いていました.人骨骨格モデルは,ふろくとして付いてきたものを組み立てた覚えがあります.そして,失敗したことも覚えています(笑).買う前に見てみたAmazonの書評では,このふろくが小さすぎるという投稿が目立ちました.確かに小さいですが,当時,大きなものを組み立てた記憶がある私は,十分楽しむことができました.復刻豆本の方は,見覚えのある挿絵や漫画が掲載されていて,特に学習に連載されていた「名たんてい荒馬宗介(あらまそうかい)」を懐かしく読みました.
一日中,本当に楽しませていただきましたが,残念に思うことは,このマガジンはこれまでに購読したことのある過去の読者を慰めることしかできないということです.できれば,こんなにすばらしいふろく付きの雑誌があったことを,現在の小学生に広く知ってもらうような取り組みがあってもよいのではないかと思います.もしかすると,これを買った大人に「科学と学習の復活キャンペーン」をやらせようという作戦なのかもしれませんが.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿