2010年10月16日土曜日

簡単コンピューター加工体験

 日本国際工作機械見本市 JIMTOF2010が,10月28日から11月2日までの6日間,東京ビックサイトで開催されます.電気通信大学 大学院 知能機械工学専攻 森重研究室は,東展示棟1Fガレリア 東2ホール前 日工会ブースにて,子供向けの企画「簡単コンピュータ加工体験」と題して,卓上工作機械によるオリジナルキーホルダー加工の実演を行うことになりました.他にも,研究室で取り組んでいる力覚呈示装置を使った加工インタフェースのデモも行う予定ですが,今日はまず,「簡単コンピュータ加工体験」の紹介をしたいと思います.

「君の描いた絵がキーホルダーに! 方法は簡単! 所定の用紙に好きなように絵を描くだけ! あとは,スキャンした画像データから自動的に工作機械を動かすためのデータが作成されます. 目の前にある小型の工作機械によって, みるみるうちに自分の書いた絵が彫刻されていきます! もちろん, 無料です!
 せっかく来場したJIMTOF2010! 記念に自分オリジナルのキーホルダーを作ってみませんか!」


 絵を描くのが苦手という人のために,JIMTOF2010のロゴなどのテンプレートも,いくつか用意する予定です.テンプレートに名前や日付を追記するだけでも,思い出の一品になるのではないでしょうか.キーホルダーは,子供や学生だけでなく,大人も楽しめるほどの完成度です.大人の方も,是非,参加していただければと思います.

 ここまで,研究室のが学生達が画像データからNCデータを作成するプログラムを作ったり,長時間の稼動に耐えるように工作機械の主軸を改良したり,ワークの着脱がしやすいようにテーブルを工夫したり,運営方法を検討したり,たくさんの作業をしてくれました.小さい子供や小中学生が,実際に動く実用的な機械に接する場所を提供したいという,私自身の勝手な願望から始めた企画ですが,よくここまでまとめてくれたと思います.あとは,最終日に撤収するとき,「やってよかった」 と学生達が思えるようにするのが私の大きな仕事です.

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