2011年4月11日月曜日

私の3.11

 
「東京すごい地震きた」

 2011年3月11日金曜日の14時57分,iPadに着信した妻からのメイルから,私の東日本大震災は始まりました.

 当時の私は,型技術協会の理事会で,京都にある株式会社ニチダイに居ました.いつも冷静な妻が,わざわざこんなメイルしてくる.ただの地震ではないと思い,iPadでTwitterを見てみると,TLが地震の内容で埋め尽くされ,ものすごい勢いで流れていました.そのうち,地震直後の仙台駅の写真がアップされ,それを見て愕然としているところに,写真やUSTで津波被害の様子が流れてきました.「10メートル!?」 会議中,地震のことをメイルなどで伝え聞いた理事の方は何人かいたようですが,ことの重大さを一番早く正しく知ったのは間違いなく私でした.すぐに会議を中止して各自のために動いた方がよいと提案しましたが,結局,議題から報告事項まで予定通り進められました.今考えてみると,外出している人が焦って動いても何もできません.結局,現場の人に任せるしかないのです.取り乱した私の方が愚かでした.
 夕方の懇親会に参加しないで日帰りする予定だったのですが,上りの新幹線が運休となって帰れなくなりました.翌日12日に予定されていた後期試験のことが心配でしたが,19時前に入試は19日に延期するという連絡がありました.結局,翌週から実行された計画停電の影響で後期試験は中止となります.急いで帰る必要がなくなったので,他の理事の方と一緒に京都駅近くのホテルに泊まることになりました.
 翌朝,長旅になることを覚悟して,夜まで食べる必要がないように朝食をがっつり食べてから,京都駅に行ってみました.運休を心配していましたが,ほぼ通常通りの運行ということでした.こんなときでも止まらない新幹線,本当にすばらしいです.
 いつもと変わらない様子の新幹線の車内で,iPadを使ってTwitter,メイル,Webなどで情報を見ていると,山手線が内回りしか動いていないなど,都内の交通網がめちゃくちゃだということが分かりました.品川まで行くと遭難しそうでした.時間はかかるかもしれないが,安全に帰れるだろうと思い,一つ手前の新横浜で降りて,橋本まで横浜線,橋本から京王相模原線というルートを選択し,13時過ぎには調布に帰ることができました.
 妻は,都内の電車が止まってしまったということで昨晩は帰宅することができず,朝になってから帰ってきたということでした.心配していた自宅の被害は,まったくありませんでした.続く余震の時にわかりましたが,このマンションはあまり揺れないようです.最新の耐震構造の効果を実感しています.心強い限りです.
 しばらく休んでから,研究室の様子を見るために大学に行ってみました.居室も学生部屋も書棚の様子が一番心配でしたが,問題ありませんでした.どちらもそれなりの防振対策をしていたのが功奏したようです.しかし,東北と同じ震度7の地震があったら,どうなるか分かりません.続く余震の時にわかりましたが,この棟はとても揺れるようです.なぜ?

 地震当日から翌日にかけて,TwitterとiPadの力を痛感しました.
 地震直後から携帯電話は不通になって,まったく役に立ちませんでした.心配をしている私に,研究室の無事をつぶやいてくれた学生には,本当に感謝しています.仙台の実家に帰省していた学生の安否も,Twitterによってすぐに確認することができました.一年間かけてコツコツと構築してきたTLは,常に良質な情報を提供し続けました.今回の地震で,おそらく何もわからないであろう両親にも,Twitterをやらせることを決意しました.
 最近,PowerPointで発表するなどの作業が必要がなければ,iPadだけを持ち歩くことにしています.あらゆる情報を閲覧するという目的には,iPadは最強の端末だと思っています.Twitter,メイル,Webなどの情報を,どんな場所でも入手することができました.日帰りのつもりで充電機器を持っておらず,充電することができなかったのですが,自宅に辿りつくまでバッテリーは切れませんでした.iPadのバッテリーは驚異的です.

 今日の14時46分で,震災からちょうど1ヶ月となりました.原発の問題は収束しておらず,午後には大きな余震があるなど,未だに緊張した状態が続いています.

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