今日はソフトウェアのトレーニングに参加するために,池袋にある株式会社CGTechに行って来ました.CGTechは,カリフォルニア州,ロサンゼルスのアーバインに本社がある,製造業向けのNCシミュレーション・最適化・解析ソフトウェアの専門企業です.主力製品といえる「VERICUT(ベリカット)」は,「NCシミュレーション&最適化ソフトウェアの世界標準」と大々的に宣伝しているのは伊達ではなく,最適化機能の評価は非常に高いと感じています.
私は卒業研究の時から,5軸制御加工の工具経路生成に関する研究をしています.大学院生の頃,実機でエアカットすることなく,計算機上で工具干渉の有無を確認できるVERICUTの存在を知った時は,欲しくて欲しくてたまらなかったのですが,あまりにも高価だったので買ってもらうことはできませんでした.仕方がないので,徹夜でエアカットしましたよ(笑).
時が経ち,昨年,日工会のある委員会でCGTech日本支社の社長さんと一緒になったことが縁となり,今年になって,VERICUTのアカデミックライセンスが設定されたことを紹介してもらいました.是非,大学院の講義で活用したいと考えていたところ,今年度のITものづくり関係の予算でライセンスを購入できることになりました.早速契約をして,スケジュールを調整し,今日のトレーニングに参加することになったというわけです.
今日は,VERICUTの概要から,画面の構成,モニターの方法,エラーの検出と確認,形状要素の測定,切削モデルと設計モデルの比較,ローカル座標系の設定,などについて学びました.とても完成度の高いソフトウェアで,インタフェイスも洗練されており,非常に使いやすいと感じました.これなら,NCシミュレーションを使ったことのない学生でも楽しく学べそうです.後期の大学院の講義「生産システム工学特論」で,二回分ぐらい扱いたいと考えています.
久しぶりにソフトウェアのトレーニングを受講しましたが,やはりCAMソフトウェアのオペレーションは楽しいですね.トレーニングは明日までとなっていますが,明日の内容も楽しみです.
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