2011年10月27日木曜日

電気通信大学 特別学術講演会 「発信型中小企業が創るこれからの日本のものづくり」

を,本日開催いたしました.講師となっていただいた3名の社長さんの講演は,それぞれ個性的で,大変楽しく拝聴させていただきました.ミナロの緑川さんのアナハイム計画,名前は冗談みたいですが,これからものづくりの理想を示しています.ペッカー精工の小泉さんの実行した「下克上ファンド」の実態には,度肝を抜かれました.ブログ,Twitter,Facebookを活用したコミュニケーションを熱心に勧めるモルテックの松井さんの講演は,学生も興味深く聴いたのではないでしょうか.
 講演の後に行ったパネルディスカッションですが,予想以上に学生からの質問があって,嬉しく思っています.どれもきちんと講演を聞いていたことが分かる質問ばかりでした.質問がなくて,時間を持て余すことを心配して,担当している講義で質問を書いてもらい,整理したものをスライドにして用意していたのですが,嬉しい取り越し苦労に終わりました.本当に素晴らしい講演会になりました.講師の皆様を始め,参加してくれた学生にも感謝したいと思います.

 講演会後,出席していただいた中小企業関係者の皆さんを集めて,学内のレストランで懇親会となりました.ここで,企業の方を相手にしているのに,領収証を用意していなかったという致命的なミスに気が付きました.なによりも,もっと長い時間居られる場所にするべきでした.次回があったら,そのときに今回の失敗を生かしたいと思います.

 懇親会終了後,駅前の居酒屋で二次会となりました.皆さんから,しっかり講演を聴いて,きちんとした質問をすることができると,本学の学生を褒めて頂きました.日常的に接しているので,あまり意識することがなかったのですが,確かに,講演会に参加してくれた学生の態度は,外部の人に見せても恥ずかしくないものでした.やはり,言いたいことをきちんと伝えることができれば,自ずとその先のことを知りたくなるのだと思います.自分の講義も,こうありたいものです.

 二次会で皆さんが楽しくしている様子を見て,ほっとしていました.一年後に,同じような講演会を開催できたらと思います.

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