2012年2月16日木曜日

漫画人類学

今日,卒研発表の準備でピリピリしている自分の雰囲気をなんとかしようと,学生の居室で雑談していたところ,漫画の話になりました.「君達は,どんな漫画を読んでいるんだ?」 ということで,「研究室の木霊」KD君が愛読しているらしい,第二次世界大戦時のレシプロ戦闘機みたいな女の子が出てくる漫画をパラ見させてもらいましたが… すいません.一瞬にして,脳が拒絶反応を起こしてしまいました.他の学生が読んでいるという別の漫画も,タイトルを知っていたものは一つもありませんでした.

 帰宅してから,今でもお盆と年末にはコミケに通うなど,最近の漫画の研究に余念のない妻に,最近の漫画の傾向を訊ねてみたところ,「可愛くて強い女の子がたくさん出てきて,戦ったりするものが多い.今の男の人の願望なのでは?」 ということでした.そうなんですか? ううむ.そういえば,すとらいくなんとかは,そういう漫画みたいでしたね.

 「で,あなたが一番好きな漫画は何なんですか?」 という質問に対しては,「MASTERキートン ⇒ m-shige's log: MASTER キートン」 と即答したところ,「もはや,古典ですね」 ヽ(*`Д´)ノ 何ですと! でも,20年前に連載されていた漫画ですし,古典と言われれば,古典かもしれませんね.

 結論としては,その時代には,その時代の作風というものがあって,常に変化し続けている.今の漫画を,昔の人が理解できないように,昔の漫画を,今の若者が好きになるとは限らない.それは,仕方のない事だと思います.私はこれからも,ずっと「古典」を読み続けるしかなさそうです.

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