2012年5月23日水曜日

人生設計第一(後援:通機会)

 今日の4限,学科同窓会で企画した3年生を対象とした就職支援セミナーが開催されました.私も,同窓会学内幹事&今年度就職担当教員ということで,このイベントの企画段階から,微力ではありますが,お手伝いさせていただきました.

 同窓会組織で,このようなイベントを企画・開催することになった経緯ですが,私がこれまでにSNSでぶつぶつと主張してきた学会と会員の関係,すなわち,組織と顧客の関係に他なりません.本同窓会も,学科・専攻に所属することになった学生からいただいた終身会費で運営している「組織」です.学生やOBは「顧客」ということになります.

 今年の春に開催された幹事会で,在学生が同窓会のサービスを実感できるように,何か在学生のためにできることはないだろうか?という話になり,4年生になって就職活動で苦労する学生が多いということから,早めに進路について考えてもらうための動機づけになるようなイベントを開催することになったというわけです.

 まず,70年代に修了したOBの方2名に,人生設計,キャリア教育,製造業の構成,エンジニアに求められるもの,などについて講演していただいた後,6グループに分かれて,用意したアンケート用紙に記入してもらいながら,学生達とOB&教員でディスカッションを行いました.私が担当した学生達に主張したことは,以下のとおりです.

・大学院に進学しても,修士までと決めている人は,4年生のときに,本気で就職活動してみた方が良いと思います.もし,希望する企業に内定したら,進学しないで,そのまま就職してはどうでしょう?
#だだし,院卒でないと就けない企業や業務もあるので,注意してください.

・今からでも,できるだけ多くの研究室⇒企業について調べましょう.
#知らなければ,選択肢になりません.選択肢を増やしましょう.

・英語を頑張りましょう.
#海外で仕事することが当たり前の時代です.英語がコンプレックスになると,とっても苦労します.自戒.

 5限に講義のない希望する学生が残り,ディスカッションの延長戦を行いましたが,この時のOBの皆さんの本音トークが,とっても良かったです.17時に終了した後も,あちこちで質疑応答が続き,スタッフが開放されたときは17時半になっていました.参加してくれた学生には,満足してもらえたのではないでしょうか.

 今回の活動に親身になって協力してくれているOBの皆さんには,本当に頭が下がります.こういうのを「母校愛」というでしょう.同じ趣旨で,6月と7月にもイベントが予定されていますが,当初の目的どおり,学生にとって,良い動機づけになればと思います.

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