2012年6月23日土曜日

型技術者会議2012初日

 平成24年6月21日木曜日、型技術者会議2012が始まりました。運営スタッフとして一番緊張するのは、最初のセッションが始まる瞬間なのですが、最近はパタパタしているうちに、いつの間にか始まっているような気がします。毎年、優秀な学生アルバイトに恵まれて、本当に助かっています。
 9時20分から始まった特別企画「JAPANブランドを世界に発信するものづくりメーカー」で、SNSで交流している由紀精密の大坪正人さんが講演してくれました。先日、藤沢で行われた勉強会で聞いていた内容でしたが、本気モード(失礼!)の大坪さんの講演には、新しい感動がありました。迷いなく世界に発信している由紀精密の取り組みを聞いて、聴講された皆さんも感銘を受けたのではないでしょうか。徐々に盛り上がるように練り上げられた、すばらしい講演でした。
 10時40分からは、法人化記念特別講演として、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを務められた川口淳一郎先生が 「“はやぶさ”が挑んだ人類初の往復の宇宙飛行、その7年間の歩み」 という題目で講演されました。「いつまで人間をミサイルにしばりつけて打ち上げるのか?」⇒ スペースプレーンへ。「小惑星で何がわかるの?」⇒ 地球を作った材料の大部分は、重力の影響で地中深くにあるので、取れない。だから重力の小さな小惑星の表面に拾いに行く。 オープニングからわくわくするような内容で、絶対面白い講演になるだろうと確信しながら、11時からの理事会に出席するために、断腸の思いで会場を後にしました。残念無念でありました。後から聞いた話では、本当に素晴らしい講演だったということで、痛恨の極みであります。
 午後の特別講演では、「はやぶさ」とはまったく逆の世界、深海探査気「江戸っ子1号」について、プロジェクト推進委員会の委員長である杉野行雄さんが講演されました。中小企業の皆さんが、本当に純粋な気持ちで、大企業に引けを取らない研究開発に取り組んでいる姿に感銘を受けました。
 夕方からの懇親パーティでは、facebook の友達と勝手なオフ会を楽しんでいました。SNS で交流している友達が、20人以上いたのではないかと思います。SNS を利用した協会の試みが、徐々にではありますが結果を出しつつあります。来年度あたり、大きくブレイクしそうな予感です。

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