2012年6月19日火曜日

PDCAサイクル

 昨日参加した「キャリア教育演習」で,「PDCAサイクル」についてのレクチャーがありました.先月開催された学科3年生向けのセミナーでも,講師の方が「PDCAサイクル」を取り上げていました.私自身も,担当している生産システムの講義で「PDCAサイクル」について話しているのですが,知らないうちに,ずいぶん一般的なものになったんですね.ちょっと,驚きです.

 ウィキペディアから抜粋すると,PDCAサイクルは 「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。」 ための手法です.

1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
2. Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
4. Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

 「この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとにサイクルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務改善する。」 ことが大事です. 一回まわすだけでは,無意味だということです.

 今日,研究室でミーティングをしたのですが,各自の進捗状況を聞いてコメントしながら,「ああ,これは正にPDCAサイクルだな」と思いました.「PDCAサイクル」の利用者としては,このサイクルはできるだけ早く,何回もまわすことが大事であるという実感があります.議論の質を重視してじっくりまわすより,内容が薄くても高速回転の方がいい.

 昔の個別ミーティングは月に1回程度でしたが,今は週に1回となっています.そして,研究室の活動は明らかに改善されたと思います.もっと早くからやればよかった.当時の学生に,申し訳ない気持ちでいっぱいです.

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