2012年8月5日日曜日

あなたに似たゴルファーたち

という小説集を,今日の朝,読了しました.著者は,伊集院 静 氏です.この作家がゴルフの小説を書くことを,少し意外に感じたのですが,これは伊集院氏がゴルフ好きで有名なことを知らない私自身の浅はかさでした.正に,無知は罪というところですね.

 今年の春,スポーツ・グラフィック・ナンバー795号にに掲載されていた短編小説『三年目の雨の日』を何気なく読んでみたところ,とても印象に残りました.同じような短編を集めた本が発行されていないかAmazonで検索してみたところ,今年の5月10日に文庫版が発行されることを知って,発売日に買い求めた後,毎週日曜日の朝に少しずつ読んでいき,今日の朝,最後の解説まで読み終えたというわけです.

 各話の主人公は,決してゴルフが上手いというわけではありません.むしろ,私と同じぐらいの腕前の人も,かなり登場します.だから感情移入しやすくて,最後まで読めたのかもしれません.というわけで,シングルプレーヤーの方には,あまりオススメできない本だと思います(笑)

 結果として,この本を読むきっかけとなった『三年目の雨の日』が,一番だと思いました.『男の人生は、雨天決行。』  私も,真摯な姿勢でゴルフと向き合いたいものです.まだまだ,自分のことだけで手一杯で,周りの人達への気配りが足りないところが難点ですが…

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