2012年11月21日水曜日

2013年度卒研配属のための研究室公開 二日目

 今日の午後,昨日に引き続き,来年度の卒研配属の学生のために研究室を公開しました.昨日の見学者は6名でしたが,今日は12名の学生が見学に来てくれました.おそらく,後期から担当している必修科目のマシンデザインⅡで教えている学生が興味を持って来てくれたのでしょう.昨日と同様,教員の私は一切口出しすることなく,卒研生が対応してくれている様子を見ているだけでした(笑)
 研究室での活動が楽かどうか質問した学生がいたようですが,卒研で楽ができる研究室なんて,ありはしません.大学の研究室に限らず,どんな組織に所属していても,日常の活動が楽だなどと感じたら,その組織から見捨てられていると自覚した方がいい.見捨てられると,その組織に所属している期間は,まったく成長することができない.成長するためには,ある程度の負荷を与えられることが不可欠なのです.負荷を与えられるのが嫌ならば,まっとうな組織に所属することは諦めた方がいい.
 やりたいことをやらせてもらえると思っている学生がいるかもしれませんが,私の研究室の研究方針は,どんなモノを使って,どんなことをしてもよいから,現状の生産システムを改善しなさいというものです.私が用意する研究テーマには,それぞれ明確なゴールが設定されており,それは不変のものです.ひとりよがりな考えで,研究テーマのゴールを変えることは許されません.もちろん,研究室の方針に沿っているものであれば,学生自身が考えたテーマで研究することを許可することもあります.その場合でも,世の中の役に立つという大義は不変です.
 明日の夕方には,学内のレストランで,卒研配属対象の学生と学科教員の懇親会が予定されています.学生の皆さんが,配属を希望する研究室の教員と積極的に懇談して,ミスマッチを防ぐようにすることを切に願います.

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