2012年11月12日月曜日

人を叱るということ(3回目らしい)

 今日は,何人の学生を叱ったことやら.朝は研究室の学生,午前の講義で苦言,午後は入れ替わり立ち替わり居室に訪れる学生の J.S.A. という具合でした.一日中人を叱り続けると,さすがに気が滅入ります.頭が本当に痛くなりました.「そんなに辛いのなら,叱らなければいいじゃないか.叱られた方も,気分悪いだろうし」 と言う人もいるでしょう.でも,黙っていられないんです.自分が正しいと思う道に人を導くためには,時には叱って修正することも必要ではないでしょうか.好きで人を叱る人間はいないのだと,いつか分かるようになって欲しいです.

 おそらく,私に叱られた学生は,私に対して良い印象は持たないでしょう.3年生までに私にひどく叱られた学生で,私の研究室を希望して入室した学生は,たった一人しかいません.この学生は,「先生は,ボクのことを誤解しています.その誤解を解くために,この研究室に来ました」 と言うと,私を見返そうと色々なことをして卒業していきました(笑)

 私も,長い間学生だったので,多くの先生に指導していただきました.今振り返ってみると,厳しく叱られた先生の方が印象に残っています.当時は顔を合わせるのも嫌でしたが,今では本当に感謝しています.でもこれは,叱り続けてくれる人から,私自身が逃げなかったからだとも思っています.私自身も,先の学生と同じように,叱った人を見返そうと思っていたような気がします(笑)

 結局,叱られた本人が,叱られたことをどう生かすかだということです.

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