2012年11月15日木曜日

力を抜いて、書く

 今週は,講義とその準備の時間以外,依頼原稿の執筆に時間を費やしています.今週末が〆切となっている8,800字の原稿は,今日の午前中に脱稿し,データ一式を宅ふぁいる便で編集部に送りました.同時進行で,来週火曜日が〆切となっている10,000字の原稿も書いています.こちらの原稿の依頼内容は,先日このブログでも触れたように,JIMTOF2012におけるCAD/CAMのレビューです.半分は写真で埋めてよいということなので,実質的な文章量は5,000字程度となります.昨日と今日で4,000字ぐらい書くことができたので,今週の土曜日に執筆に専念すれば,なんとか〆切に間に合いそうなところまで持ってくることができました.やれやれというところですが,次は来月10日〆切の8,800字が待っているので,まだまだ気は抜けません.

 最近,自分の執筆スタイルが,ずいぶん変わってきたと感じています.具体的に言うと,「力を抜いて書ける」 ようになってきた,という感じでしょうか.昔は,原稿を書くとなると,書くことが決まらずにイライラしたり,作業が進んで喜んだり,気持ちの浮き沈みが激しかったのですが,最近は怒ったり喜んだりすることなく,淡々と文章を書けるようになってきました.机の前に座って,原稿のファイルを開くと,いつの間にか何か書いている自分に気がついて,驚くことがあります(大丈夫なんでしょうか,私…)

 実は,このブログで力を抜いて書く練習をしています.毎日書いているのは,そのためです.良いことがあったり,悪いことがあったり,ブログを書く時の気分も様々です.書くことがない日もあります.そんな中でも,書けることを淡々と書く.そうすると,書くことに何も感じなくなります.「そんなふわふわした気持ちで,良い文章が書けるのか?」 と思う人もいるでしょう.ところが,読者にウケようと気合を入れて書いた投稿よりも,自分の思うままに淡々と書いた投稿の方が,ビューカウントも上昇しています.

 いつかは,呼吸をするように,文章が書けるような人間になりたいです.

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