2013年6月29日土曜日

貴婦人と一角獣展

を観るために,今日の午後は,夫婦で六本木にある 「国立新美術館」 に行って来ました.館内に展示してあった建物の模型を見て思い出したのですが,この美術館は,「東京大学生産技術研究所」 の跡地に建てられたものだったんですね.大学院生のころに,何度かお邪魔したことを懐かしく思い出しました.今日まで,すっかり忘れていましたけどね(笑)

 お目当ての 「貴婦人と一角獣」 のタペストリー6面ですが,予想以上にうっとりするものでした.一角獣の角を触る 「触覚」,オウムに砂糖菓子を与える 「味覚」,花輪を作る 「嗅覚」,携帯オルガンを奏でる 「聴覚」,一角獣に鏡で己の姿を見せる 「視覚」,そして,ガンダムUCでお馴染みの 「我が唯一つの望み」.私は,貴婦人の顔立ちと服装が綺麗だった 「聴覚」 の1面が一番印象に残りました.他にも,「貴婦人と一角獣」 が製作された15世紀頃の中世ヨーロッパの美術品が数多く展示されていて,当時の時代背景などの観点からも体系的に学ぶことができます.これは,大オススメの展示会です.

 話のネタにと,「我が唯一つの望み」 のフォトシートや,使用後も使える缶がうれしいチョコレートを買い込んで外に出ると,既に夕方になっていたので,東京ミッドタウンの中にある店で,久しぶりにアメリカンな料理を楽しみました.そう言えば,最近,アメリカに行ってないなぁ.アメリカは,喜んで行きたいという国ではないのですけれど,ご無沙汰していると,過去の思い出の良いところだけが浮かんでくるから不思議です.

 東大生研の記憶,「貴婦人と一角獣」,ノスタルジック・アメリカと,色々なことを考えながらも,非常に充実した半日でした.


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