2014年2月15日土曜日

「鉄の骨」を読む

 今週,池井戸潤さんの吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ 「鉄の骨」 の文庫版を,2月11日の夜に読了していました.この小説は,2010年7月3日から7月31日まで,NHKの 『土曜ドラマ』 でテレビドラマ版が放送されていて,私も観ていました.

 組織に殉じるか正義を信じるか.読み終えた第一の感想としては,現場も大変だけど,経営も大変だな,ということでした.現場の人間が,給料をもらいながら,お金を使って仕事が出来るのも,経営者が資金を集めて来てくれるおかげです.もちろん,仕事の対価として給料をもらうことは,サラリーマンとして当然の権利ではありますが,経営者の目線で自分自信を客観的に見ることも大切だなと,突然,「お仕事10か条」 の第9条を思い出しました ⇒「m-shige's log: 経営者の目線で考えてみる」.

 談合そのものは,もちろん,犯罪だとは思いますが,談合しなければ赤字になってしまうという仕事の在り方の方が問題だと思いました.最近のニュースで,不調に終わる入札が多いと聞きますが,色々なことが,そろそろ限界なのかもしれません.

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