2014年2月27日木曜日

自分に克つということ

 先日,ソチ・オリンピック女子フィギュアシングル,浅田真央選手のフリーの演技に感動したという投稿をしました ⇒「m-shige's log: 浅田真央は,記憶に残る選手となりました.」.今日発売のスポーツ・グラフィック ナンバー,「ソチ冬季五輪総集編」 を読みながら,先の投稿がいけてなかったと感じたので,改めて投稿したいと思います.

 何故,私が感動したのか.それは,怖くて逃げ出したいと思うような戦いに挑む人が,自分自身の心に打ち克ちながら,前へ前へと進んでいく姿を見たからです.「トリプルアクセル」 「3回転フリッツ+3回転ループ」 「3回転ルッツ」 「ダブルアクセル+3回転トウループ」 「3回転サルコウ」 と,6種類の3回転を含むジャンプに全て成功.結果は142・71点で,フリーの自己ベストを更新.10人をゴボウ抜きしての総合6位.テレビのダイジェスト番組などで,天井を見上げる演技終了のポーズから泣きだす彼女の姿を見るたびに,うるうるしてしまいます.世界中の人たちも,同じような気持ちで感動したのではないでしょうか.

 結果を見ると,ショートプログラムで失敗しなくても,浅田選手のメダル獲得はギリギリだったみたいです.だとしたら,頑張ってきた選手自身が満足できる演技が出来たことを,みんなで喜び,称えるべきではないでしょうか.いつも感じることですが,マスコミは自分勝手な都合で騒ぎすぎだと思いました.応援しようという気持ちが本当にあるのでしょうか? 少なくとも,すべての演技が終了するまでは,そっとしておいてあげることはできないのだろうかと,いつものことながら残念な気持ちになりました.

 どんなことでも,努力して成功する人がいれば,努力しても失敗する人がいる.頑張る人の姿,自分自身と闘う人の姿,結果に喜んだり悲しんだりする人の姿,様々な人の姿を目の当たりにできることが,スポーツ観戦の素晴らしいところなのだということを,今回のソチ冬季五輪は思い出させてくれました.

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