2014年5月20日火曜日

路線バス車内での転倒事故にご注意ください

 今日の午前中,所用で路線バスを利用しました.途中,右側の一番前の席に座っていた若い女性が,何を思ったのか,走行中に反対側の席に移動しました.すると運転手さんが,「走行中に席を移動しないで下さい!」 と大声で注意したんですね.あまりにも語気が強かったので,注意された女性は怪訝な顔していましたが,逆に私は運転手さんの気持ちがよく分かったんです.

 実は,数年前に私の身内の人間が,路線バスの車内で転倒して首を痛めてしまいました.手先がしびれるという症状が続き,今でも完治には至らず,薬を飲み続けているという状態です.転倒の原因は,車相手の事故を回避しようとしたバスの急停車だということです.

 私が言いたいことは,路線バスを利用している限り,転倒事故の被害者になる可能性は十分にありますし,その事故が重大事故になる可能性もあるということです.身内のケースのように,事故を避けるためにやむを得ず急停車することがあります.運転手は最善を尽くしていると思いますが,立っている人のことを考慮しながらのブレーキは曲芸だと思います.まず,不可能でしょう.であれば,乗客自ら転倒事故防止にご協力するしかないのではないでしょうか.

①席が空いていたら,座りたくなくても座りましょう.

②走行中は座っていましょう.当然,走行中の移動はNGです.

③ご高齢の方には,絶対に席をゆずりましょう.

④やむをえず立たなければならない時は,手すりやつり革にしっかりつかまりましょう.この時も,走行中の移動は厳禁です.

乗客全員が以上のことを実践すれば,運転手も安心して運転に専念することができ,結果としてより安全な運転に繋がるのではないでしょうか.こんなこと,身内が被害に遭わなければ考えもしないことでした.当事者になってみなければ分からないことばかりだ.そして,当事者になってからでは遅すぎる.皆さん,本当に気をつけてください.

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