2014年5月5日月曜日

石巻・女川復興支援号(1)上品の郷にて

 平成26年5月3日の憲法記念日,私が参加した 「びゅうばす 石巻・女川復興支援号」 のバスは,定刻の9時35分前に参加者が揃ったということで早めに出発しました.今回は,バスガイドさんに恵まれたと思います.最初の目的地である 「釣石神社(つりいしじんじゃ)」 までの行程の間,ずっと今見えている場所の被災時の様子について説明してくれました.

 津波で倒されたタンクが報道されて知っていた 「キリンビール 仙台工場」,震災当日は工場の2階に500人近くが避難して一夜を明かしたそうです.当時は雪が降っていて,電気もない暗闇の中,本当に大変だったと思います.

 高速道路から,初めて仮設住宅を見ましたが,その小ささに驚きました.仮設住宅は,テレビの報道で何度も見たことがあるのですが,大きさを強調した報道は少なかったのかもしれません.四畳半二部屋が標準ということで,これでは家族全員で暮らすのは大変だろうと思いました.

 そして,三陸自動車道河北インター近くにある道の駅 「上品の郷(じょうぼんのさと)」 でトイレ休憩となりました.そこで津波の被害にあった物を,初めて見ることになりました.

 気仙沼市にある気仙沼国道維持出張所に配備され,国道45号の道路管理のために使用されていて 「道路パトロールカー」 出張所は津波に呑まれ,パトロールカーも約500m山側へ流されたそうです.

 南三陸町で回収された,津波を受けて歪曲した 「案内標識」 津波被害を受けた区域の国道45号の道路標識は,そのほとんどが流出したそうです.

 これらの物が道の駅に展示してあることから,こらから見ることになるであろう内容の重さを覚悟しましたが,それらは私の想像をはるかに超えたものでした.

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