2014年5月4日日曜日

「石巻・女川復興支援号」に参加

 平成26年5月3日の憲法記念日は,夫婦で 「びゅうばす 石巻・女川復興支援号」 というバスツアーに参加しました.「復興に向けて奮闘するお店を巡り、奇跡の石に願いをかけよう。」 というコピーにあるとおり,2011年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受けた被災地にある仮設商店街や神社を巡るというものです.

 震災から既に3年が経ち,仙台までは2回ほど行く機会はありましたが,津波による被害を受けた地域を見たことがありませんでした.いまさら被災地を見に行っても,被害の様子を知ることができるのだろうかと考えたりもしましたが,やはり一度は見に行かなくてはならないと,ずっと思っていました.

 いまさら見に行ってもという考えは,見たこともない私が都合よく考えた愚かな誤解でした.震災は続いています.壊れたものを片付けただけで,新しいものは何もできていないのです.今,自分が見ている場所で,何十人,何百人,何千人という人達が,苦しみながら死んでいったのかと思うと,何とも言えない気持ちになってしまい,泣くことをこらえるのが大変でした.

 正直,我々のように観光にくる人間を,被災地の人達はどう思っているのか心配でしたが,「来てくれるだけで,本当にありがたいのです」 という言葉を聞いて,心の底から救われたような気がしました.自己弁護のようになるかもしれませんが,楽しむことだけが目的だったら,行くところは他にたくさんありました.でも,今回のツアーに参加したことは,間違いなく正しかったと思います.

 まだ,被災地を自分の目で見たことがないという皆さん,是非,その足で被災地を訪れて,その目で被災地を見て下さい.私は,今回訪問した被災地を,何年後かに必ず再訪したいと思います.

 今回のツアーの内容については,明日から何回かに分けて投稿していきたいと思います.

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