2015年2月23日月曜日

人の意見を容れるということ

 どんなことに取り組む時でも,他人の意見を聞いて参考にするというのは,とても大事なことだと思います.自分のアイデアには限界があるし,何よりも選択肢が増える.しかし,どんな人の,どんな意見を参考にするかは,意見を容れた本人の責任だと思っています.

 楽な道を教えてくれる人って,どうなんだろう? しないでいい苦労を回避する方法であれば有益だけど,するべき苦労からの逃げ道を説くのは無責任だと思う.「やらない」 という行動は何も生産しない.可能性ゼロだ.他人の可能性を奪う権利など,誰も持たない.こんな無責任なことをする奴の意見など,絶対に容れてはいけない.

 相手のことを考えて意見してくれる人は,とても稀だと思った方がいい.そのような人は,部下を持った経験のある人間だ.他人の人生を左右する責任の大きさを知っている.そして,おそらく,たくさんの失敗をしている.面白い話ばかりはできないだろう.

 もちろん,私の考えが100パーセント正しいなんて言うつもりは毛頭ありません.私もたくさん間違いを犯します.私の意見も,一個人の意見と思ってくれていい.

 結局,行動する本人の問題なのです.他人は,関係ない.自分の失敗を人のせいにしても,誰も配慮してくれない.失敗を認めるわけにはいかないのだから.最後に,研究室で成功した学生は,やらないという選択をせず,自己開発できる人間ばかりだったということを申し添えておきます.

0 件のコメント: