2015年7月2日木曜日

平成二十七年七月の生命の言葉

 東京都神社庁が毎月発行している格言集 「生命の言葉」.平成二十七年七月の言葉は,江戸時代後期の農政家 「二宮尊徳(にのみや そんとく)」(通称 金次郎) のことばでした.

 今日用うるところの材木は則ち前人の植うる所。
 然らば則ち安ぞ後人のために之を植えざるを得ん。

『今日用いている材木は我々のご先祖様が植えてくださったもの。そうであるならばどうして我々が未来の子孫のために材木を植えないことがあろうか。何かを残さなくてはいけない。』 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.天地人三才の徳に報いることを説く報徳思想を唱え,農村の復興を指導した二宮尊徳先生.我が郷土神奈川の誇り,私が初めて尊敬した人物です.

 現在の私は,後人のために材木を植えている真っ最中です.自分が消費した以上のものを,後人に残したいです.こういうことは,繋いでいくものだと思っています.自分が切り拓くだけでなく,切り拓く人間を育てたいです.

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