2015年11月18日水曜日

人の意見は まず感心して聞く

が,今日18日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.『人の意見を素直に聞くのはなかなかむずかしい。ともすれば感心するよりあら探し。しかし、それではせっかくの意見もためにならない。お互いに、人の意見はまず感心して聞くように心がけよう。そうしてこそ、その意見が自分に役立つヒントとして生きてくる。』 まったくそのとおり.反論する言葉がありません.

「感心」 して聞くとは,心から聞くということだと思います.人の意見を聞く時,ニュートラルな気持ちで聞くことは難しい.おそらく,肯定的か,否定的か,どちらかの姿勢で聞くことになると思います.

 おそらく私は,否定的に聞いている方だと思います.だから昔から 「ネガティブ」 とか言われてきました.そう言えば最近,Facebookでそのような評価をちょうだいしたなあ(笑) まあ,いくつかの組織では,いわゆるひとつの嫌われ者ですね.でも,自分が納得できないことに対して,正論で反対することはアリだと思っています.

 ただし,いくら正論とはいえ,否定ばかりしていたら,物事が進まないままになってしまいます.どのような意見も,まず,その目的をきちんと理解して,目的が正しいのであれば受け入れ,その先へ進むべきではないでしょうか.もちろん,意見に含まれている誤りについては,可能な限り修正するべきであることは言うまでもありません.

 やっぱり,自分の意見の間違いを指摘されるよりも,良いところを褒めてもらえる方が嬉しいですよね.私も人間なので,自分の意見を肯定的に考えてくれる人と一緒に居る方が楽しい.これは,誰でも同じだと思います.でも,「都合の良い人」 にはなりたくありません.良いことは大いに褒め,悪いことは静かに諭す,そのような人間になりたいものです.まだまだ,修行が足りませんね.

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