2017年7月30日日曜日

マンションの消防訓練

 今日の午前中は,自宅マンションの消防訓練に夫婦で参加しました.大災害では,行政による 「公助」 は期待できないため,自分を何とかする 「自助」 の努力が不可欠ですが,共同住宅や職場では共に助けあう 「共助」 も重要とされています.

 9時55分に訓練開始のアナウンスがあり,参加者は階段で1階まで降りていき,10時に正面玄関に集合となりました.

 はじめに,管理会社の方からマンション防災設備の案内があり,続いて消防署の方からの訓話となりました.大規模災害の時は,情報の確保が重要とのこと.調布市のハザードマップ,何処にしまったんだろう? とりあえず,このマンションは浸水の心配ないみたいです.でも,最近の天気は予測不能なので油断は禁物です.消化器は各階に4本設置.1本では足りないことがあるので,全ての位置を確認しておく必要あり.

 次に,水消火器を利用した消火訓練が行われました.消化までの手順はとてもシンプルでしたが,知らなければ使う時に戸惑うだろうと思いました.最寄りの消化器を確認しておく必要がありそうです.

 続いて,エントランスでデモ機を利用したAED講習となりました.初めてAEDを操作してみましたが,救助という目的のためには使えるだけでは不十分だということが分かりました.要救を見つけて心臓マッサージが必要だと感じたら,付近の1人にAEDを持ってきてもらい,もう1人に救急車の手配を依頼する.心臓マッサージは1分間に100回.かなりの重労働なので交代してやることが望ましい.AEDが到着したら,操作できる人に準備をお願いして,自分はマッサージを続行.操作できる人がいなければマッサージを交代してもらい,自分がAEDを準備する.AEDの操作も,知っていれば簡単ですが,知らなければ非常時に対応することは難しいだろうと思いました.

 最後に,理事長から挨拶で訓練は終了となりました.参加者には,ブルボン製の災害備蓄用クラッカーが2袋ずつ配布されました.このクラッカーは,これまでに何度もいただく機会があり,ずいぶんストックがたまってしまったので,どんなものなのか知っておこうということで,お昼に1袋食べてみました.あっさり塩味の普通に美味しいクラッカーでした.賞味期限が来年の10月20日となっているので,それ以後は自分で購入するのもアリだと思いました.

 説明を聞けば理解できることでも,実際にやってみることがとても大事だと思いました.これは,消化器やAEDの操作に限った話ではありませんけどね.参加した皆さんはどなたも積極的で,とても有意義な訓練だったと思います.今回の訓練の開催に尽力された理事の皆さんに心より御礼申し上げます.

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