2008年12月23日火曜日

これも若さか

 今日は旗日ですが,課外活動の大掃除の立会いのために朝から大学です.私は一応この活動の広報担当幹事なんですが,あまり貢献していないので,今回は調布に住んでいる利点を生かして貢献しようというところです.でも,はじめに清掃道具を倉庫から出してあげて,掃除終了後に道具を確認して倉庫を施錠したぐらいですが.
 その間は,昨日の生産システムの講義で提出してもらったレポートの採点をしていました.毎月出すことにしている課題で,今回は11月の講義の内容から,工作機械に関するものを出しました.10月分につづいて2回目で,学生実験などでも面識があるので,さすがに名前と顔と成績が一致するようになってきました.やる気がないと思われる学生は,レポートの評価などを表にしてみるとその傾向は明らかです.一番もったいないのは,やる気はあるのに,元気いっぱいに間違えている学生です.文章はまともなので,単なる勘違いです.もう少し,落ち着いて考えればいいのに.本当にもったいない.
 先週の m-shige's log: 環境調和型ライフサイクル研究ステーション講演会 の感想も提出してもらっていたので,これも確認しました.学生には少し難しい内容だと感じていましたし,寝ている学生が目立っていたので,どんなことを書いてくるか不安でしたが,書いていることからはしっかり聴講したように感じられました.環境への負荷を考慮した製品の価値などについて設計段階から考えられているということを意識してくれた学生も多かったようです.やはり,色々な話を聞かせることは大事ですね.聴講させてよかったと思います.若いうちは多くのことを,どんどん吸収したほうがいいですね.年を取ると,受け入れる情報の見切りが早くなってくるように感じます.

2008年12月22日月曜日

読者の存在を感じます

 昨年,「図解入門 よくわかる 最新金型の基本と仕組み」という金型に関する入門書を出版しました.今日,出版社の担当の方から,読者から用語の間違いを指摘するメイルがあったという連絡をいただきました.一目で間違いとわかるものでした.完全に私のミスです.次回増刷する機会があったら,修正するようにお願いしておきました.
 いただいたメイルには,私の本がとても分かり易く大好きで,本当に初心者の強い味方になっていると思う.だからこそ,キチンとして欲しい,というコメントも書いてありました.間違いをわざわざ教えていただけるだけでも大変ありがたいのですが,このように著者の私を思いやるようなコメントまでいただき,感謝の言葉しかありません.
 この本が出版された当初は,私がこんな本を出してよかったのかと悩むこともありましたが,今では出して本当によかったと思っています.なによりも,本当に初心者の方に最後まで読んでもらえることがうれしいのです.私にこのような本を執筆する機会を与えてくださった当時の担当のMMさんに感謝いたします.

2008年12月21日日曜日

年賀状です

 いつの間にか今年もあと10日となり,年賀状を書かなければならない時期になりました.早めに準備して,良い年賀状を送ろうと毎年思うのですが,結局今頃に気がついて,慌てて書店でデザイン集を買いに行き,適当なものを数種類プリンタで量産するはめになっていました.
 しかし,今年はこれまでの年賀状を反省して,新婚の時以来初めて夫婦で写っている写真を使うことにしました.妻は Adobe Photoshop の使い手なので,デザインはお任せすることにしました.私は住所録の管理と印刷作業担当です.今年,私達の年賀状を受け取る方は,夫婦で共作した渾身のデザインが見れるハズです.たぶん...

2008年12月20日土曜日

"milestone"と言える論文

 今日,中国の Shanghai Jiao Tong University の学生から,私の英語論文「Tool path generation using C-space for 5-axis control machining」を読んで,2006年に発表した国際会議プロシーディングに載っている論文「Optimum Tool Path Generation for 5-Axis Control Machining Considering Change in Tool Attitude for Whole of Machining Surface」にも興味を持ったので,論文を送ってくださいというメイルをいただきました.とりあえず,PDFファイルを送ってあげました.
 最初の論文は,アメリカ機械学会 ASMEの「Journal of Manufacturing Science and Engineering」に1999年に掲載されたものです. http://www.ims.mce.uec.ac.jp/papers/cam/5axis/1997-11e/index.html この論文を投稿したのは1997年だったので,掲載までにほぼ2年かかったことになります.ASMEのJournalに投稿するのは大変な仕事だとは聞いていましたが,二人のレフリーと一年近く手紙をやり取りしながら論文を修正していき,ようやく掲載されたころには,既に自分にとって過去のものとなっていました.Journalが送られてきたときは,どうでもいいような気持ちだったのですが,掲載されている自分の論文を見ると,大きな達成感を感じました.
 このぐらい有名な Journal に載ると色々な人に読まれるようで,海外からたくさんの問い合わせを受けました.今回のような個人的なものだけでなく,アメリカの大学からはミーティングで紹介してみんなで読みたいのでコピーを配布してよいか,といった問い合わせもありました.ベルギーに留学した知り合いの先生からは,あちらの大学の学生が熱心にこの論文を研究していて,内容について絶賛していたというようなことも聞きました.今年になって,何気なく Google Scholar でこの論文を検索したところ,想像以上に多くの論文で引用されていることに驚きました.
 今回のメイルにも "a milestone method to automatically generate tool path for 5-axis machining" と,お世辞のようなものが書いてありました.研究者にとって,論文は研究が終わった後の排泄物のようなものですが,節目できちんと世の中に発表することは大事なことですね.そのうち,この論文以後の研究結果をまとめた "milestone" 的な論文を発表したいものです.

2008年12月19日金曜日

学生実験の10年間を振り返って

 本日を持って,担当している学生実験が終わりました.後はレポートの提出を待つばかりです.
 CAMのテーマを担当するようになって今年度で10年目です.このテーマは,一週目で3次元CADの実習を行い,二週目でCAMとNC工作機械を利用した加工を体験させます.初年度の途中から作品をWebにアップしてきました.http://www.ims.mce.uec.ac.jp/m-shige/ex/gallery/index.html
 10年間の作品を見ながら振り返ってみると,最初は内容も手探りの状態で,CADのライセンスも二つしかなく,一班六人で一つしか削ることができませんでした.CADの端末もMachintoshが四台だけで,三人一組で作業させていました.途中でライセンスを三つに増やして二人一組となり,2003年度からは計算機室の端末が学生になじみのあるWindows PCに替わりました.2006年度からは工作機械もアップグレードして加工時間が短縮され,一班三個の成形が可能になりました.そして今年2008年度から3次元CADをSolidWorksに変更し,全員が自分の形状を作成できるようになりました.
 今年度の学生実験は本当に充実していました.10年間で完成に近い内容に成熟したと感じています.感無量です.これまでTAをしてくれた OG君,HN君,KB君,IZ君,NM君,WY君,ST君,AY君,KK君,YG君,本当にありがとうございました.皆さんが熱心に対応してくれたおかげです.心よりお礼申し上げます.