2008年12月25日木曜日

クリスマスの中間発表

 今日の午前中は,修士1年の中間発表でした.私としては,この時期には結果はともかく,研究の意義と目標ぐらいは自分なりの言葉で言えるようであって欲しいと思うのですが,なかなかそういう学生が少なくなってきましたね.今日もそのような学生は半分もいなかったような気がします.ちょっとがっかりですね.まともに質疑応答できなかった学生は,おそらく,教員が言うとおりにやっているだけで,自分なりの考えを持つ気がないのだと思います.何のために大学院に進学したのか.教員として,こんなにつまらないことはありません.本当に,がっかりです.
 私が修士の学生のころは,自分のやっていることを世界中で一番良く考えているのは,当然自分だと思っていました.修論審査の時も,審査員の先生方に教えてあげるつもりで話していました.今から考えると,なんと生意気な学生だったのだろうと思います.世間知らずもいいところで,恥ずかしい限りです.けれど,その研究テーマについて毎日何時間も費やしている学生が,たまに報告を聞いているだけの教員に論破されるなんて,ありえないと思いませんか.私は,取り組んでいるテーマについてだけは,指導教員すら超えることができると思うのです.修士の皆さん,教員を踏み台にしてください.

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