2009年5月24日日曜日

非論理的な人のための 理論的な文章の書き方入門

という本を,今週読み終えました.この本は,4月の学生実験初日に,計算機室の端末にインストールされているSolidWorksをバージョンアップする作業をしているときに,同じ部屋で別の実験を指導していた助教のTH先生が,学生達に読むことを熱心に勧めているのを盗み聞きして,あんなに勧めるのだから,何かあるに違いないと思い,メモしておいたものをAmazonで買い求めたものです.
 内容を大胆に要約すると,問題・結論・理由で構成される「クイズ文形式」で,文章を論理的に書くことを勧めるものです.とても読みやすい本だったので,あっさり読み終えてしまい,何が残ったのか不安でしたが,テレビのニュースなどの解説を聞いていても 「それはあなたの感想ですよね? 結論は?」とか 「問題をすりかえた?」とか,構成について色々と気にするようになってしまいました.なんだか少しばかり嫌な人間になった気分です.でも,論文や解説を書くときには,結構役に立ちそうです.

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