2010年1月16日土曜日

日工会技術懇談会企画委員会

に出席するために,昨日の午後,東京タワーの隣のビルに行ってきました.委員会の主旨は,工作機械関連の若手研究者不足が憂慮される現状を鑑み,産学の研究者及び技術者が各々の立場を越え,日本の工作機械技術の向上と世界の生産技術の向上を資するため,研究者と企業技術者の技術交流の場を提供することを目的とした技術懇談会の開催を企画しようというものです.今回が始めての会合でしたが,企業委員の方も同年代の方が多く,これまでに参加した委員会とは少し違った雰囲気でした.企画として懇談会の開催についてはすぐに決まり,話題提供の内容についての議論となりました.ユーザーから要望などについて話してもらうというのは,よいアイデアだと思いました.大学の研究者が各企業を訪問して,技術的な問題の相談にのるという企画も提案されました.
 審議の間で,自然と業界として人材の確保と育成の問題が話題となりました.優秀な若い人材が欲しいのは,どの業界も同じです.工作機械などのものづくり業界に進んでもらうためには,子供のころからものづくりに親しんでもらう必要があると日ごろから考えています.そのためには,業界としてもっと一般の人たちに業界のことを知ってもらう努力をすることが不可欠だと思います.自動車のようにかっこいいテレビコマーシャルをやるなど.今年開催が予定されているJIMTOF2010で,家族連れを対象としたイベントを企画しては,という案も出されました.EMOなど海外の展示会では,家族で見学する人も多いそうです.工作機械が一般人に広く認知されているということでしょうか.JIMTOFもこうなるべきです.会場で子供向けのゲームができないか,ということになりました.
私の研究室のHaptic Deviceを使った工作機械操作インターフェイス,子供向けゲームにアレンジしたものをJIMTOFに出展いたします.

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