2010年5月4日火曜日

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 昨晩は実家に泊まって,今日は実家で甥っ子と戯れて過ごしました.途中,小学生のころよく遊びに行った米軍深谷通信所周辺の野原に行って,フリスビーみたいなものを投げ合うなどして遊びました.この野原や近くの森は,米軍基地が近いという特殊な事情もあり,昔からまったく変っていません.途中,飲み物を買いに行った義弟と甥がいない間,父と私と妹で遊ぶ時間帯があり,一瞬,30年前に戻ったような不思議な気分になりました.
 実家に帰って昼食を食べ終わると,両親は直売のトマトを買いに出かけていきました.このトマトは,昨日の晩から食卓に出ていたのですが,甘さも香りもすばらしいのに,値段は調布のスーパーよりも安いというので,両親が私と妹に持たせようと買いに行ってくれたわけです.家の中で甥っ子をもてあましていたので,私もしばらくしてから甥っ子と一緒に直売所に行ってみました.売り始めてから数十分経つというのに,まだ50人ぐらいの人が並んでいました.後から両親に聞いてみると,今日は延べ70所帯がトマトを買っていったということです.私の住んでいる調布だったら,トマトを買うために1時間以上並ぶなんてことは考えられません.第一,このような大規模な直売を見聞きしたことがありません.しかし,この地域の住人は,並べば新鮮でおいしい野菜を毎日食べることができる.昨夜食べたキャベツや椎茸も地元の農家で買ったものだと聞きました.ただ住むだけだったら,この地域の方が都会よりも健康的に恵まれた生活をしているのかもしれません.
 夕方,実家に戻っていた妻と合流して,私の両親の4人で湘南台の寿司屋で会食となりました.回転寿司が多い中,カウンターと座敷が三つだけの小さいけれど本格的な寿司屋でした.正直に申し上げて,私は自分でこのような正式な寿司屋に入ったことがありません.両親をもてなすのが目的だったので,ここはひとつ「おまかせ」でいこうと店の人に正直に相談したところ,まず,刺身の盛り合わせが出てきました.刺身は両親も私も好物で,父がバリバリ働いていたころは,安いものではありましたが毎晩食卓に出ていました.さすがにネタは新鮮で,口の中でとろけるトロなど久しぶりに食べました.特に,初めて食した「平貝」の食感は新鮮でした.刺身の後,にぎり寿司をいただく前に,焼き物を食べることになりました.人気のさざえは一食分しかないということだったので,それは母に譲ることとして,残りの3人はかますをいただくことになりました.一口だけ食べさせてもらったさざえもおいしかったですが,はずれ一位で選択したかますもおいしかったです.かますは近所のスーパーでも売っているので,我が家でも食べることがあります.いずれも油が乗っておらず,ぱさぱさしているという印象でしたが,今日のかますは別物でした.やはり,新鮮な魚はうまいのですね.最後に,にぎり寿司を一人前ずついただきました.どのネタも新鮮で,大いに楽しむことができました.ただ,最後の吸い物は少し残念でしたが... 結果的に,値段も期待していた妥当なものでした.また来てみたいと思わせる内容でした.
 昨日と今日,予定外にバタバタと実家に帰ることになりましたが,帰省して本当によかったと思っています.連休明けからバリバリ仕事しようという活力が沸いてきました.一日ぐらいしかもたないかもしれませんが...

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