2010年8月20日金曜日

たなかじゅん先生,来たる!

 今日の夕方,鉄工所漫画「ナッちゃん」の作者である,たなかじゅん先生が私の研究室を訪問してくれました.先生の同志という大田区の町工場の方2名も一緒でした.たなか先生と,東京の端っこ大田区で装身具をこっそり制作中な方はツイッターをしておられ,毎日お互いのつぶやきをチェックしています.そのため,たなか先生とは昨年6月の型技術者会議2009以来,大田区の方は初対面のはずなのに,まったくそんな気はしませんでした.早速,東京編3巻にサインしてもらいました.
 最初に,学科実習工場を見みてもらいましたが,みなさん現場の方なので,全ての工作機械に興味津々という感じでした.自分で説明しながら思ったのですが,大学には工作機械や計測機器など,本当に色々な機械がありますね.どれも高価なものばかりなので,全てを中小企業1社でそろえるのは難しいです.しかし,大学の機械は稼働率がとっても低いので,もったいなくて仕方ありません.町工場のお二人,ちょっとうらやましそうでした.
 工場の見学後,研究室の研究を見てもらいました.5軸制御加工用工具経路生成プログラムや, Haptic Device を利用した工作機械操作インタフェースの研究について,説明させていただきましたが,さすがに実際に加工をされている方は Haptic Device の扱いも上手ですね!しかし,先日のオフ会の時と同様,やはり3D化の必要性を指摘されました.本当に,本当に検討しないといけません.
 一番最後に見てもらった卓上工作機械を使った加工デモンストレーションが,一番食いつきがよかったようです.スキャナーなどで取り込んだBitmap画像データを読み込んで,自動的にレリーフ状に加工するNCデータを出力するプログラムが,大変好評でした.ナッちゃんの絵を加工するデモだったので,皆さん,喜んでくれたのではないでしょうか.お客に対応して粋な企画をした研究室の学生,大したものです.
 オフ会終了後,最近病み付きとなっている蕎麦屋で会食いたしました.お客の皆さんは,今晩車を運転するということで,お酒は一切なしでした.蕎麦味噌,味噌田楽,野菜天ぷらなどを食べた後,大もりを一枚ずついただきました.いつものとおり,大変においしかったのですが,みなさんに一番食べてもらいたかった田舎蕎麦,今日は食べることができませんでした.マスターによると,忙しくて蕎麦を打つ暇がなかったいうことです.みなさんには,田舎蕎麦を体験してもらうために,もう一度来学していただかなくては.
 今日の研究室見学会,お客様はみなさん楽しんでいただけたようで,良かったと思っています.今度は,涼しい⇒寒い時期に,電車で来ていただければと思います.

1 件のコメント:

たなかじゅん さんのコメント...

今日は本当にありがとうございました。

とても興味深い研究をされていて楽しかったです!感動しっぱなしでした。

今度は電車で行きますので、田舎蕎麦で飲みましょう!