2011年4月28日木曜日

世の中への奉仕が人の価値

が,今日28日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.「課長より部長が偉いわけではない。部長より社長が偉いわけではない。課長、部長、社長は命令系統をハッキリさせるための符丁であり、人間の価値とはまったく関係ない。本当の人の偉さは、以下に世の中に奉仕したかで決まる。」 という解説が添えられていました.ちなみに「符丁」の意味は【岩波書店 広辞苑第五版】によると,「しるし。記号。符号。」だそうです.
 「あんなの飾りです.偉い人にはそれがわからんのですよ.」
 課長,部長,社長の話はともかく,人の価値は他人が評価するものです.その人が世の中に対してしたことでしか他人は評価しようがないのですから,この言葉はあたり前のことを言っているだけですね.
 農業も,工業も,サービス業も,他人の生活を豊かにするために,食料や,工業製品や,サービスを創って提供しているわけですから,これらの企業で働いている人たちは,間違いなく世の中に奉仕していることになると思います.
 小学校,中学校,高校,大学などの教育機関は,世の中に奉仕できる人材を育成するところです.考えてみると,大変な重責ですね.個人的には,常に世の中への奉仕を意識しながら行動できる自立したエンジニアの輩出を目指しています.本当は,世の中に対して新しい価値を創造できる研究者を輩出したいのですが,ちょっとレベルが高いですね.
 明日からゴールデンウィークが始まりますが,色々と買い込んだ書籍を読むなどして,新しい知識を補充したいと考えています.

0 件のコメント: