2008年8月から,ブログを始めました.どう見ても内向的な性格の私が,どうしてブログを始めることになったのか,自分でもよく分かりませんが,なんとなく感じていた閉塞感がトリガーだったような気がします.内容は,研究室,学科,大学のイベント,学協会での活動,家庭での出来事など,日記のようなものが中心ですが,他愛のないことを飾らずに書いたものの方が好評のようです.これまで,特に投稿できない理由がなければ,毎日投稿するようにしています.公開するとなると,きちんとした内容にしたいと考えます.そのため,記録することを重視するなど,以前よりも日々の出来事に真剣に向き合うようになりました.また,ブログに書けないようなことをするのは止めようとも思うようになりました.ブログは,自分の日常を記録するだけでのものではなく,道標にもなっているのです.今では,ブログのない日常は考えられません.
2010年2月から,Twitter を始めました.ブログをするようになってから,自分をオープンにすることに抵抗を感じなくなっていたので,気楽に始めることができました.登録直後,ブログのコメントなどで交流していた,鉄工場を経営する女の子を描いた漫画「ナッちゃん」の作者である「たなかじゅん」先生がフォローしてくれました.これをきっかけに,たなか先生と交流していた中小企業の皆さんが,私をフォローしてくれるようになりました.過去に一緒に仕事をした方との交流を再開することもでき,そういった人達を通じて新たな交流も生まれました.ものづくりに関わる人達を中心としたすばらしいコミュニティを構築することができ,私のかけがえのない財産となっています.
2011年5月から,Facebook を本格的に使い始めました.まだまだ十分に使いこなせてはいませんが,それなりに楽しく,有効に活用しています.Twitter とは異なり,各自がプロフィールをきちんと公開し,相手の素性を理解したうえで友達になって交流する Facebook は,やはり安心です.嬉しいことが色々ありましたが,まず,出会った人との交流を継続できるようになりました.正直に申し上げて,私は人の名前と顔を覚えることがとても苦手です.名刺を交換しても,すぐに相手の顔を忘れてしまい,次にお会いしたときに大変な失礼をしてしまうことがあります.しかし,相手が Facebook をやっていれば,お互いに友達になって,さらに交流を深めることができます.
Twitter や Facebook などの SNS を利用してきて感じたことは,自ら情報を発信することがいかに有益であるかということです.ホームページによる情報発信は必須ですが,それだけでは受身だと思います.自分の考えていることを,相手に直接伝えることができる SNS は強力なツールです.Twitter から始まった私の SNS 活用も,現在の主力は Facebook に移行しつつあります.しかし,不特定多数の人に広く周知するという目的には,Twitter の方が向いていると思います.これからも,うまく使い分けていきたいと考えています.
最後に,ブログの投稿に「+1」,Twitter ではフォロー,Facebook では「いいね!」を,よろしくお願いいたします(笑).
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上の文章は,私が 型技術 2012年2月 第27巻 第2号 16頁のリレーエッセイ[パンタグラフ]に寄稿したもののオリジナルです.雑誌に掲載されたものは「である」調で書かれていますが,「です,ます」調が私本来の文章です.自分のことばで語りたかったので,掲載させていただきました.
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