2012年2月6日月曜日

匿名を使わないということ

2年前,Twitterを始めてはしゃいでいた私に,妻が真顔で言いました.
 「匿名でやるのなら,やめてください」
自分の思ったことを,素性を隠したまま気楽に発言できると思ったとき,調子に乗って,口には出来ない,口にしてはいけないようなことを,平気で発信してしまう.しかし,絶対にバレないと思っていても,調べようと思って調べられれば,絶対にバレる.そして,問題になった後で後悔しても,絶対に取り返しがつかない.文章は消えずに残るので,一度しか耳にしない言葉よりも残酷なものだと思います.

 私も未熟な人間ですから,これまでに頭に血がのぼった時,Twitterの裏アカウントを作って,思う存分毒を吐こうと思ったこともあります.しかし,その度に妻の言葉を思い出して反省し,思いとどまってきました.

 自分の名前を隠して発信することに,真理はないと思います.私は,本名を隠して,当人の知らないところで,他人を貶めるような発信をする卑怯な人間を,心の底から軽蔑します.一緒に歩きたくありません.永遠に.

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