2012年3月7日水曜日

就職のための面接とは

 学科専攻の就職担当の一人として,コメントします.おそらく,就職試験のための評価項目としては,自己アピール,志望動機,卒論or修論の内容だと思います.
 卒論や修論の説明については,及第点の人がほとんどだと思います.修士の学生については,各自が取り組んでいるテーマについて,責任を認識して取り組んでいる様子を感じることができて安心しました.まだ研究室に配属されていない学部の3年生が,研究内容を説明できないのは仕方のないことだと思います.3月22日に予定されている配属後は,急いで研究室の方針を吸収して,4月から始まる採用試験に備えてください.
 自己アピールについては,前向きな人,受け身な人,個人差があると思います.これまでに,自分が体験した成功談を披露するのが望ましいと思います.サークル活動やアルバイト,何でも構いません.とにかく,成功体験と,その後の自分の成長をアピールすることを心がけてください.
 一番心配しているのが,企業の方針がからむ志望動機です.正直,志望する企業を選んだ理由が緩慢で,どうしてもその企業でやりたいという動機を理解することができませんでした.例えば,自動車やカメラをやりたいと言っても,それぞれ,多種多様なメーカが存在する中で,そのメーカを選んだ理由を共感できなければ,意味がありません.自動車をやりたいと言っても,トヨタ,ホンダ,日産,マツダ,スズキなど,それぞれまったく異なるカラーを持っています.何故,トヨタなのか? なぜホンダなのか? なぜ日産なのか? 説明できますか? よく考えてください.
 全体的に,面接の練習が不足していると感じました.四月一日から採用試験が始まるということで,それまでは企業の面接を経験する機会が無いということを痛感しました.経験することは重要です.できれば,本命の企業の面接の前に,自由応募で面接を体験することを勧めます(自由応募の企業の皆さん,申し訳ありません)
 今日の面接では,普段は聞くことのできない学科&専攻の学生の真剣な声を聞けてよかったと思っています.みんな,頑張っていますね.悔いのないように,準備を万端にして本番に臨んでください.

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