2013年2月22日金曜日

大学で研究するということ

産学連携は,今の大学にとっては必須の取り組みです.大学は,役に立つ立たないを度外視して,純粋に研究に取り組めるところなのかもしれません.しかし,私が所属している工学系の単科大学では,企業との連携が強く求められています.当然のことだと思います.大学が企業と連携するメリットは,何と言っても現場の声が聞けることでしょう.現場で役に立つという裏付けは,研究の動機としては最強です.企業が大学と連携するメリットは,やはり,大学の自由度でしょう.日常の業務に縛られることなく,一つの問題に集中できることは,本当に大きいと思います.本来は,大学と同じように研究開発に専念できる研究所を企業が持つべきなのですが,昨今の景気の影響で,企業の研究所は存亡をかけて営業までしなければならないそうです.悲しい現実ですね.しかし,大学の研究室が企業の要望に100%応えられるかと言えば,それも難しいと思います.大学の研究の主力は学生です.本当は,教員⇒研究者が対応できればよいのですが,今の私には難しいですね.学生をほったらかしにして,すべての学協会の仕事をキャンセルすれば,出来るかもしれません.そういう教員もいると思いますが,それがHAPPYとは思えないんだな,これが.でも,来年度は自分で1テーマぐらいやってみようかなと思っています.

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