2013年10月22日火曜日

「本田技研工業(株)狭山工場」 を見る

 平成25年10月22日火曜日は,型技術協会の 第118回 「技術交流会」 で司会をするために,埼玉県狭山市にある 「本田技研工業(株) 埼玉製作所 狭山工場」 に行って来ました.
 最寄り駅である西武新宿線の新狭山駅までの移動手段には,かなり悩まされました.まず,京王線で調布駅から府中駅まで移動,そこから,京王バス寺91で国分寺駅南口まで移動.このバスでの移動が一番心配でしたが,渋滞もなく,すんなり到着しました.ここまで来れば一安心で,西武国分寺線で終点の東村山駅まで移動し,西武新宿線に乗り換え,昼過ぎには新狭山駅に到着しました.なんと,2駅先は先月に小旅行した川越なのです ⇒「m-shige's log: 川越の神社仏閣を巡る」.このルートは,結構,使えるかもしれません.

 今回,見学させていただいた 「埼玉製作所 狭山工場」 は,1964年にHondaにおける自動車の量産工場として誕生しました.現在では,同社において 「マザー工場」 として位置付けされ,先端技術を日本で構築,進化させた後に,世界へ展開するといった役責を担っています.特徴として,同一の組立ラインで他機種を生産することが出来る 「多機種混成ライン」 を確立しており,現在は,アコード,ステップワゴン,CR-Vなど,11機種を生産しているということです.

 交流会は,予定よりすこし早めの,13時20分から始まりました.最初に,型技術協会の副会長であるTOKさんからご挨拶をいただきました.続いて,ビデオによる会社概要の説明があり,埼玉製作所 ボディー工場長のYMMTさんから,ご挨拶と補足説明をしていただきました.YMMTさんとは,「型技術ワークショップ2010 in 宇都宮」 でお世話になった時以来の再会です⇒「m-shige's log: 型技術ワークショップ2010 工場見学会」.今は,工場長かぁ… とっても,お忙しそうでした.

 今日の Honda からの話題提供は,「3Dロックシーム技術の開発」 でした.レジェンドなどの高級車に採用されている,異材である鋼とアルミニウム合金を組み合わせた 「ハイブリッド・ドア」 を生産するために,融点や熱膨張率が大きく異なる異材を,強く締結するために開発された技術です.アルミ缶の缶胴と缶蓋を締結するために利用されている「巻き締め」と同じだそうです.確かにそうかもしれませんが,ドアパネルの生産に利用しているとは驚きました.質疑応答で,「是非,真似してください!」 なんておっしゃってましたが,逆に,自分たちが開発した技術に対する,強い自負を感じました.

 工場見学では,4つのプレスラインの中から,最も高意匠な部品を生産しているというDラインを見学させていただきました.加工の様子は,奥まっていてよく分からなかったのですが,話題提供で説明された 「3Dロックシーム」 の成形サンプルも展示してあり,理解を深めることができました.確かに,HEM加工よりも重厚な仕上がりで,高級な印象を受けました.

 今回の交流会では,副題に 「SUZUKI技術講演/HONDA工場見学から今後の日本ものづくりを考える」 とあるように,スズキ(株)から講師を招き,講演をしていただきました.Honda の工場で,SUZUKI の方が講演するなんて,目を疑いますね! 講演では,SUZUKI の特徴ともいえる,インドでの生産における苦労話が印象に残りました.インドで年間117万台を生産しているというSUZUKIでも,鋳物品質の向上,生産能力の向上,調整員の確保など,技術的な課題も多いようです.講師の方の,インドにおける体験談を聞きながら,自分は,インドでは生きていけそうにないと思いました.

 70名という多数の会員の皆さんの参加により,活発で有意義な会合になったと思います.最後の「名刺交換交流会」 で挨拶していただいた,工場長のYMMTさんの 「せっかく見ていただくのだから,良いものを見てもらおうと考えて,内容を決めた」 という話に,大変感銘を受けました.真摯に対応いただいた Honda の皆様に,心より御礼申し上げます.

HONDA SAITAMA FACTORY

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