2014年10月15日水曜日

安易な道はない

が,今日15日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.『楽に、しかも早く成功したいと考えるのは人情の一面であろう。しかし、ありそうで滅多にないのが 「濡れ手に粟」 ということである。やはり、一歩一歩、慌てず怠らす、日々努力を重ねていくことが、結局は大きな成果に結びつく。物事をなし遂げるのに安易な道はないのである。』 という解説が添えられていました.今日は,大学で私が担当している演習科目になぞらえて,意見を述べさせていただきます.

「分からなかったら,すぐに人に訊いてしまえ.内容を理解していなくても,形になればいいや.」 最初からこのような取り組み方では,そのうち行き詰まることは確実です.次第に課題のレベルも上がってきて,それまで親切に教えてくれた友達も,他人を助ける余裕がなくなってきます.まさか,他人の成績のために,自分の成績を犠牲にする人は居ないでしょう? そうなったら,本当に自分の力でやらなければならなくなります.導入時に独りでやる時以上に苦労することになるでしょう.結局,どんなことでも,最初から順序よく苦労しなければダメなのです.本当に,「安易な道はない」 のです.

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