2014年10月25日土曜日

「日産自動車(株)栃木工場」 を見る

 平成26年10月24日金曜日は,型技術協会 第122回 「技術交流会」 に参加するために,栃木県河内郡にある 「日産自動車(株)栃木工場」 に行ってきました.募集定員65名のところに,66名の申込があり,盛会となりました.やはり,自動車工場の見学に対するニーズは高いようです.12時30分にJR宇都宮駅より日産自動車様のバスで移動,13時過ぎに到着後,しばらくギャラリーを自由に見学して,13時30分から交流会が開始されました.

 日産自動車の栃木工場は,鋳造-車軸-車両の3部門を持つ,一貫生産体制を確立した工場です.インフィニティ,スカイライン,フェアレディ,シーマ,フーガなどの,高級車やスポーツカーを主に生産しています.サプライヤーとも一体となった同期生産は,トヨタだけのものではありません.金型たわみの考慮,材料モデルの高精度化,フローティングカッターの活用,プレス加工に関する興味深い話題提供をしていただきました.

 2件の話題提供の後,14時30分から第二車体工場と圧造工場を見学しました.車体工場では,久しぶりに多数の産業用ロボットが導入された本格的な自動車生産ラインを堪能することができました.圧造工場の,ロボットとトランスファの典型的な自動プレスラインも迫力がありました.

 見学終了後は,トヨタの方から 「厚板プレス部品における量産型保証」 というタイトルで話題提供がありました.累積摩擦仕事量をパラメータにした評価方法,興味深い内容でした.日産の工場で,ホンダとマツダの人が司会を務め,トヨタの人が講演するという現実を目の当たりにして,大変不思議な気分になりました.

 閉会の後,宇都宮駅までバスで戻って解散,宇都宮で餃子とビールを楽しみ,東京でアサヒのヴァイツェンと竹鶴を楽しみました.色々とありましたが,楽しいエンディングでまとまったのでヨシとします.

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