2015年3月4日水曜日

非営利組織のリーダー論

 最近,ドラッカーにハマっている私.先週読了した 「経営者の条件」 は ⇒「m-shige's log: 経営者の条件」,正しく不朽の名作でした.また,読むことになると思います.

 続いて,ベスト・オブ・ザ・ベストの12作品,ドラッカー・エターナル・コレクションの第4巻,「非営利組織の経営」 を読み始めました.私は,精密工学会,日本機械学会,型技術協会などで,委員,幹事,評議員,理事などを務めています.どこでもブーブー文句を言いながらも,与えられた仕事は責任を持ってこなしているつもりです.学協会の活動はボランティア,やる気がないのであれば,やらなくてもいい仕事です.しかし,やることになったのであれば,自己開発に繋がるように真摯に取り組みたい.そういう気持ちから,第2巻と第3巻をとばして,第4巻のこの本を読むことにしたというわけです.

 この本の内容も,素晴らしいの一言です.「マネジメント」「経営者の条件」 よりも緩い論調に感じますが,やはり非営利組織を論ずるのは難しいということでしょう.冒頭は,非営利組織のリーダー論に関する内容が多く書かれていました.以下に,私が赤線を引いたところを紹介します.


自らへの関心を中心に置くリーダーは間違ってリードする。

企業や政府機関との最大の違いは、非営利組織には、判断基準となるものが一つでなくたくさんあるところにある。

そもそも非営利組織は、一つのステークホルダー(利害関係者)を満足させるだけでよいという贅沢は許されない。

自らを重視するリーダーは、自らを殺し、自らの組織を殺す。

優れたリーダーは、「私」 とはいわない。意識していわないのではない。「私」 を考えないのである.いつも 「われわれ」 と考える。チームを考える。

リーダーにとって最悪のことは、辞めたあと組織ががたがたになることである。それはリーダーが単に収奪するだけだったことを意味する。何もつくりあげなかったことを意味する。管理人としての仕事はしたかもしれないが、ビジョンは何ももたなかったことを意味する。


 どうやら私は,こういうことあるな,こういうことあったな,という文章に共感してしまうらしい.自分自身は,委員長やサブリーダーとして,どうなのだろうか? 間違っていた行動にも気付かされ,大いに反省しているところです.以上の項目を肝に銘じて,真摯に取り組んでいきたいと思います.

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