2015年3月6日金曜日

ミッションを感じさせる

 今日の午後は,来年度,大学院生として研究室に在籍する予定となっている学生4名と個別面談しました.自分が取り組んでいる,取り組む予定である研究テーマについて,修了時までにあげるべき具体的な成果について検討し,説明するように申し渡していました.成果を想像できないテーマは継続するべきではない,別のテーマへの変更を検討して提案することとしていました.

 結果は,「目標もプロセスも問題ないから,続けてみよう」 という学生が1名,「目的はいいけど,早急にプロセスを確定しよう」 という学生が2名,「もう一度,考えてみよう」 という学生が1名となりました.プロセスやテーマが確定しなかった学生については,来週の火曜日に再面談となりました.これまで,学生と真摯に向い合っていなかったことのツケが回ってきました.責任を引き受け,逃げません.

 一昨日,読了した P.F.ドラッカーの 「非営利組織の経営」,第Ⅳ部の第1章 「人事と組織」 の内容を,研究室の運営に無理やりあてはめてみます.「人事 ⇒ 研究テーマ選び」 として,どのように取り組んでもらうか.

重要なことは実力であって見込みではない。要求は厳しくしなければならない。基準は途中で引き上げることはできない。したがって時間は与えてよい。ゆっくりやらせてよい。何度やらせてもよい。しかし質を落としてはならない。

ここから学ぶべき教訓は 「強みに焦点を合わせよ」 である。そのうえで要求を厳しくしなければならない。そして時間をかけてていねいに評価しなければならない。向い合って、約束はこうだった、この一年どうだったか、何をうまくやれたか、と聞かなければならない。

 すいません.本音を,ひとこと言わせてください.

挑戦する者には機会を与えることが原則である。挑戦しない者は放っておいてよい。

 ちょっと,キビシすぎるかも…

0 件のコメント: