2015年4月23日木曜日

原因は すべてわれにあり

が,今日23日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.『“彼が悪い。自分に責任はない”と、とかく失敗の責任を他に転じてはいないだろうか。他に責任を転嫁しているかぎり、事態を好転させることはもちろん、失敗から教訓を得ることもできない。やはり、原因はすべて自分にあると真摯に受けとめてこそ、過ちを繰り返すこともなくなり、着実な発展も可能となる。』 とてもキビシイおことばだと思いますが,「真摯に」 とか言われると,そんな気がしてしまう私…

 自身の責任を問われている問題を他人の責任にしても,周囲の人から見れば責任の所在は明らかなので,恥の上塗りにしかならないと思います.これまでに,このブログで何度も申し上げてきましたが,失敗したら素直にそれを認め,事後対応をしっかりするしかないと思っています.失敗しただけでなく,責任も取らないような人間に,仕事を任せようなんて思うハズありませんから.

 しかし,本当に自分だけの責任でないのであれば,その旨きちんと主張して,責任を取るべき人にしっかり責任を取ってもらうようにすることが,正しく責任を全うすることだと思います.なぜなら,問題を起こした人が責任を取らないままでは,同じような過ちが繰り返されることになり,組織としての発展が阻害されてしまうからです.

 大事なことは,失敗した人に責任を取らせるだけでなく,失敗の経験を生かしてもらえるように,また,活躍の場を与えるということ.そうすることが,真摯に失敗を認めるという行為に繋がり,結果として,組織全体の発展にも繋がると思います.

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