2015年8月6日木曜日

広島原爆の日2015

 今日,人類史上初めて核兵器の惨禍に見舞われた広島は,原爆投下から70年となる 「原爆の日」 を迎えました.8月6日の朝,私は8時から始まるNHKの 「広島平和記念式典」 の中継を見てから,出勤することにしています.今日も,8時15分からの1分間の黙祷に参加しました.広島原爆で亡くなった14万人以上の人々の無念の気持ちを思うと,言葉がありません.

 最近,原爆に関して,色々と残念なニュースを見聞きします.

「NHK世論調査 原爆投下日を7割が不正解」,『広島に原爆が投下された日付について聞いたところ、「昭和20年8月6日」と正しく答えられた人は、広島で69%、長崎で50%、全国で30%でした。』 私が考えていたより,それぞれ30%ぐらい低い数字です.確かに,原爆の日を知らなくても,平和を望む気持ちは持てるかもしれませんが,知らない人は今日の式典の中継を見るようなことはないでしょうね.

 今日,テレビで放映された広島原爆関連のニュースで,一番心に響いたのは,広島市長や内閣総理大臣のことばではなく,被爆者の人達の言葉でした.原稿を用意したり,練習したりしても,実体験に基づいた心からの語りには及ぶべくもありません.そんな被爆者の人の平均年齢も80歳を超えたとのことです.語り継ぐことの難しさが,ますます深刻になってきています.なんとかしなければなりません.

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