2015年10月7日水曜日

十を受けたら 十一返す

が,今日7日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.『お互い、ともすると、十分なサービスをしないで多くを受けようと考えがちである。しかしみんながみんなそんな虫のいい考えでは、会社はもとより社会も貧困になるばかりである。十のサービスを受けたら十一返す。その一のプラスが、社会をより豊かにしていくのである。』
 確かに,お互いに搾取するだけだったら,そのうちに全てのものが無くなってしまいまよね? 最低でも,受けたら同じだけ返さなければダメですね.幸之助先生がおっしゃるように,みんなが少しでもプラスして返すように心がければ,自然に社会は豊かになっていくのではないでしょうか.

 私は,自分は貸し借りにうるさい人間だと自覚しています.もちろん,最初から見返りを求めるような無礼はしません.初めての依頼に対しては,筋さえ通っていれば,基本的に引き受けることにしています.しかし,お付き合いしているうちに,何も見返りがないことが分かったり,理不尽な対応をされていると感じたりした場合は,きっぱりと手を引かせていただいています.頑なです.そして,絶対に振り返りません.

 ただでさえ少ない自分のリソースを,無駄だと分かっていることに投入したくなんかありません.そんなリソースがあったら,学生をはじめ,これからの人材に投入したいです.教育に対しては,見返りなんか求めていません.見返りを期待した教育なんて,ありえないと思っています.

 ああ,また,幸之助先生のことばを踏み台にして,自分の考えに終始してしまった.いかんいかん.皆さん,自分のことばかり考えるのではなく,相手の気持ちも考えて,Win-Winの関係を築くような努力をしましょう.

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