2015年12月1日火曜日

平成二七年十二月の朔日参り

 今日は12月の1日,布多天神社へ 「朔日(ついたち)参り」 に行って来ました.しばらく参拝しないうちに,境内の木々のは落ち,すっかり冬の様子でした.今日も身内のことについて,心からの祈念をさせていただきました.

「幸せ(しあわせ)おみくじ」 を引いてみたところ,今回は 「大吉」 でした.いままで通りに続けていけば全く安泰みたいです.軌道修正などすることなく,堅実に進めていけば問題ないとのこと.迷いは禁物.なんだか,GO! GO! という雰囲気ではなさそう.今月は,じっくり行かせていただきます.

 くじと一緒に入っていた縁起物は,「銭亀(ぜにがめ)」 でした.同封されていた紙に,『「鶴は千年、亀は萬年」と云われる事から亀の長寿にあやかり、延命長寿、身体健固の御利益として古くから信仰を集めており又、金運を招くとも伝えられております。』 という解説が書いてありました.財布の中に入れておくと,御利益がありそうですね.

 東京都神社庁が毎月発行している格言集 「生命の言葉」.平成二十七年十二月の言葉は,室町時代中期から戦国時代にかけての神道家,「吉田兼倶(よしだ かねとも)」 のことばでした.

 神道に書籍なし。
 天地をもって書籍となし、
 日月をもって証明となす。

「神道には経典がない。自然から学び、人々が伝えることで教えとするのである。出展『神代上下抄』」 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.最近,教科書などの参考になるようなものに固執すると,新しいものが生まれないような気がしています.知識がブレーキになってしまうんですね.しかし,何も知らないままでは,何も始まらないことも事実.ブレーキにならないような知識の使い方を身に付けたいものです.神道も,当時のものから変わっている部分もあると思いますが,だからこそ今まで伝わってきたのではないでしょうか.大事なことは,その時その人がしっかり学んで,しっかり伝えていくことだと思っています.

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