2019年4月12日金曜日

「就職先はネジ屋です」を読む

 上野歩さんのモノづくり小説「就職先はネジ屋です」を読了しました.先日読んだ「わたし、型屋の社長になります」が良かったので,その流れで密林に発注&入手していました.

 実家のネジ屋に就職して,色々な人を巻き込みながら新しいネジを提案していく主人公の女の子.土木現場での作業を効率化する「カン結ボルト」,緩まないネジにするバネ「カナシバリ」,緩まないボルトにするナット「マタナット」,プラスチックで包まれたスプリング座金「ヨッシャー」,そして最後に地球にネジどめする「アンカーボルト」.「どのような企業も開発提案型を目指すべき」というメッセージを発信する小説と理解しました.

 別の作品の主人公である「花丘製作所のアッコさん」や「鬼頭精機の剣くん」の登場は嬉しかったですが,少し盛り込みすぎな気がしました.もう少しゆったりした内容でもよいかと.まあ,私が出張中の新幹線でせわしなく読んだのがいけなかったのかもしれませんが.でも,情報量が少なくても文句を言われるみたいなので,これはこれでアリなのかもしれません.

 上野歩さんの著作はこれで3作目となりますが,実は単行本として発行されている「キリの理容室」がとっても気になっているのです.基本的に,単行本は文庫化されるまで待つ方針なのですが,もしかすると買って読んでしまうかもしれません.

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