2008年11月27日木曜日

中小企業の社長さんは元気です Part2

 今日は横浜のCAD/CAM/CAEに関するコンサルティングをしている会社の社長さんが,人事と技術の部下を引き連れて訪問してくれました.
 扱っているフランス製のCAD/CAMの紹介が目的ということで,3時間も説明してくれました.展示会などで各メーカーのデモンストレーションなどを見ることはありますが,一つのシステムについてこんなに長時間説明を聞く機会は,あまり記憶にありません.紹介してもらったCAD/CAMの売りは「一気通貫」ということで,CADをプラットホームにしてどのような作業にも対応できるように,CADベンダー自身が様々なモジュールを用意しているということです.SolidWorksなどでよく見られるアドオンタイプのモジュールは,CADベンダーとは別のベンダーが開発しているものが多いのですが,CADに合わせて開発やバージョンアップをしていかなければならないため,不具合も多いようです.確かにCADベンダー自身が開発すれば間違いは無いでしょうが,それだけの仕事をこなせていることに,このCAD/CAMを開発したフランスのベンダーの底力を感じました.CATIAやNXと比較すると小さな勢力ですが,立派な仕事だと思います.
 私の研究室でも作業の省力化を目的とした作業設計支援システムというCAMソフトウェアのようなものを検討しているのですが,そのテーマに関係する内容も多く,とても参考になりました.
 一昨日訪問された社長さんと同様,今日の社長さんにもパワーを感じました.おそらく,今の大企業が中小企業だった頃の創始者も,同じような感じだったのではないでしょうか.別に今の大企業の社長がつまらないというわけではありません.今の大企業の社長には凄みのようなものを感じます.あまり会いたいという気はしませんが.

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